第13回傷害予防教育セミナー
日 時 | 令和7(2025)6月27日(金)14:20~16:20 (第72回日本小児保健協会学術集会会期中) |
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会 場 | 石川県立音楽堂(石川県金沢市石川県金沢市昭和町20-1) 第72回日本小児保健協会学術集会会場 第3会場 ※本セミナーのオンデマンド配信はございません。 |
対 象 | 小児保健に携わる方(第72回学術集会への参加登録が必要です) |
定 員 | - |
参加費 | 無料(ただし、学術集会への参加登録・参加費が必要です) |
わが国では、「不慮の事故」は、最近では、0歳を除いた小児の死因の第2位となっており、事故による傷害の予防は重要な保健活動のひとつです。WHO(世界保健機関)は、「見守り」「監視」だけでは子どもの傷害は予防できないと明言しており、効果のある傷害予防のためには環境改善や人的サポートを含めた総合的な予防が不可欠です。海外では、データに基づいた傷害予防やその効果評価が進められ、大きな成果を上げている事例が報告されていますが、我が国では、令和5(2023)年に日本学術会議の見解でも指摘されているとおり、データに基づいた科学的なアプローチに大きな課題があります。
本会では、傷害予防を科学的に進める方法、最新の予防トピック、また最近作成された新しい予防コンテンツを紹介するセミナーを開催しております。本年も、学術集会の開催に合わせて開催いたします。2023年に日本学術会議から発出された見解「こどもの傷害を減らすためのデータ収集および利活用」や、2019年に出版された傷害予防の書籍『保育・教育施設における事故予防の実践』の内容も活用し、実践的な予防法について考えていきます。
【参加方法】学術集会プログラムとして開催しますので、学術集会ホームページでの「参加登録」ご登録時に、本セミナー参加希望欄に☑をしてお申し込みください。なお、学術集会に参加登録をされた方は、当日にご参加いただくことも可能です。
【本セミナーでの参考資料】 ※購入は必須ではありません。
「保育・教育施設における事故予防の実践 事故データベースを活かした環境改善」(中央法規出版)
プログラム ※開催案内チラシPDF
14:20~14:35(15分) こどもの傷害を減らすための都立小児での取り組み
東京都立小児総合医療センター 小児科医 岸部 峻
14:35~14:50(15分) 子どもの傷害予防教育と地域看護の関わり
東京大学大学院医学系研究科 地域看護学・公衆衛生看護学分野 本田千可子
14:50~15:05(15分) 科学的な傷害予防の実践と最新教材紹介
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 北村 光司
(15分休憩)
15:20~16:20(60分) 傷害予防ワークショップ・交流会
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 大野美喜子